2000年3月15日



2000 3/15

詩とエッセイを追加。
今日は寒い。

今日はバイトが休みだったので家のかたずけをして掃除機をかけてコロコロカーペットを楽しんだ。
コロコロカーペットはステキだ。
オレ、コロコロカーペット大好き。
洗濯もした。
けっこうな量だったので干すのが大変だった。
それにしても洗濯バサミがどんどん少なくなっていくのはなぜなんだろう。
たぶんオレの家だけじゃないハズだ。
あの減っていき方は、壊れたり、風で飛ばされたり、というだけでは説明できない異常なスピードを持っているように思う。
世の中には洗濯バサミ専門の泥棒でもいるのだろうか。
洗濯バサミじゃメシ食えんだろうに。
その架空の泥棒に少し同情する。

話は全然変わるがあれはオレが小学校一年生の時の話だ。
オレには仲のいい友達が二人いた。
ケンタ君とマナブ君だ。
まるで今とってつけたようなありふれた名前だが、本当にそういう名前だった。
ケンタ君はオレが幼稚園の頃、たしか山口県から引っ越してきた、「ないちゃー(内地の人、沖縄人と区別してこう言う)」だった。
友達の輪に入り込めず、さみしそうにしているケンタ君に、一番最初に話しかけたのがオレだった。
マナブ君もそこらへんでいじけているのをオレとケンタ君で
「ぼくたちのグループに入らないかい。」
とか言って誘ったのだ。
その頃からプライドだけは高かったオレは、とにかく三流のもてなそうなグループでもかまわないから、グループのリーダーとして君臨していたかった。
いずれ人数を増やしてクラスの人気者になる、という野望も持っていた。
持ってはいたが結局その野望も叶わぬまま25才になってしまったが。
そのせいか未だにオレは「人気者」という言葉にとても弱い。
まぁいいや、とにかくそんな小学校生活最初の春だと思ってくれ。
先生が今度家庭訪問をするので書き込んでくれと言ってプリントを配った。
そのプリントには自分の名前とか、両親の名前とかと一緒に、
「いちばんなかのいいおともだちはだれですか」
という、友達の名前を書く欄があった。
「ねぇーケンタ君はなんて書いたのー」
ケンタ君のプリントを覗くと、ケンタ君のプリントには大きな字で「マナブ君」とだけ書かれていた。
マナブ君のプリントを覗いたら、今度は「ケンタ君」とだけ書かれていた。
オレは誰にも悟られないように作り笑いのまま、オレのプリントに書いてあるケンタ君とマナブ君の名前を黙ってしずかに消しゴムで消した。
何も考えずケンタ君とマナブ君の名前を書いてしまった自分が、なんだかばかみたいに思えた。
いや、あれだぞ、今では別に何とも思ってないぞ、今ではオレはもし仮に友達が一人もいなくたって別にいいと思ってるもの。
オレの実存は単に友達の数で決まるような安っぽいもんじゃないからな。
ただふと疑問に思ったのだ。だいたいどこらへんから親友だと言えるんだろうか。
恋人とかだったら「付き合って下さい。」とか言って、そういうきっかけみたいなものがあるのでなんとなく分かる。SEXだって出来るし。
だけど男同士でSEXしたらそれは親友というよりも、明らかに何かもっと別なものになってしまうし、
「ずっとタカシ君のことを想っていたんだ、僕の親友になってくれないか。」
などと言うのも、いや、もしかしたらそういうことを言う人もいるかもしれないが、あまりないだろう。
第一 「親友」という言葉自体「青春」と同じくらいおっさんっぽくて使うのがはばかられる。
普通「オレ達、親友だよな。」と言って確かめ合うとしたら、
それは冗談混じりに借金を頼む時くらいのものだろう。

オレのライブにたまにやって来ては、
何も言わずに帰って行くお客さんがいる。
「やってるか。」
というオーラを出してくるのでこっちも、
「やってるぜ。」
というオーラを出してやる。
一度もちゃんと話したことはないが、なんだか「親友」という気がしている。





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