2000 6/21
これはある女の娘のせりふである。
1999年の冬、オレは吉祥寺のある騒がしい居酒屋でこのせりふを聞いた。
女の娘は27歳で、いつも何か考え事をしているような顔をしていてた。
だがそれは彼女の欠点というよりもむしろ不思議な魅力となっていて、廻りの男どもは少しでも気を抜くとすぐに彼女に恋をしてしまうのだった。
ふとした沈黙の瞬間、彼女が何か面倒くさそうにこう言った。
オレ達はしばらくの間きょとんとしていたがすぐにみんなで大笑いした。
そのせりふにはユーモアと、倦怠と、切なさと、詩情と、ロックがあった。
「そういえばよく中学生の頃、
職員専用トイレの蛇口にアブラゼミの死体を詰めたっけ。」