2000年6月27日
2000 6/27
結局まさしのぱかたりとは朝の7時頃まで飲んでいた。
「ほんのちょびっとだけ」と思って眠ったのがまずかった。
思いきりバイトに遅刻してしまったのだ。
2時間近く。
「ごめんなさい」と謝ったのだが一日中無視された。
ああ、最近どんどんオレはバイト先での立場が悪くなっているよ。
もうバイト変えようかしら。
電車で向かいのおっさんの読んでいる新聞をちらりと見たのだが、ヒトゲノムが全て解読されたらしい。
きっとあのアメリカの不良科学者のおっさんに違いない。
ちょっと前にテレビでやっていた。
国家を出し抜くなんてすごいじゃないかおっさん。
もしかするとこの成果でもってこれからはガンが治ったり、エイズが治ったり、黒人が白人になったり、コギャルが黒人になったり、オカマが本物の女になったり、そういうことが本当にできるようになるかもしれない。
あの不良科学者はきっとすでに特許を取得してるだろうから、そうなったらものすごい儲けである。
世界一の大金持ちになるかもしれない。
そしたらオレも女になっておっさんにプロポーズでもしてみようか。
上手くいけばバイトもしなくてすむ。
一昨日、オレは「ガキの使いやあらへんで」を見ようと4チャンネルを点けっぱなしにしていた。
テレビはずーっと選挙速報をやっていて「ガキの使い」をやらない可能性もあったが、オレは新聞も取っていないしテレビガイドとかも買っていないからとりあえずもし始まったらすぐに分かるようにしたのだ。
ちょっとした仕事をしながらちろちろテレビを見ていたのだが、その時凄いシーンを目撃してしまった。
その日の日本テレビの選挙報道番組は福澤アナウンサーが司会で、メインコメンテーターがテリー伊藤、そしてコメンテーターではないが、はっきり言ってどういうポジションなのかも良く分からないが、優香とかいうアイドルの女の子も出演していた。
番組が始まってしばらくしてCMに入る時に「それ」は起こった。
カメラがぐぐぐっと優香に寄ったのだ。
CM前のヒキというやつである。
テレビではよくある手法だ。
「トゥナイト2」とかでは毎回必ずこれをやっている。
CM前にいったん誰かの顔のアップにすることによって臨場感やらメリハリをつけようとしているのだ。
優香は最初からみんなの話に入っていけなくて(あたりまえである)つまらなそうに、しょんぼりと黙っていたのだがカメラが寄った瞬間、素晴らしい反射神経でカメラ目線になり、にっこり満面の笑みになってカメラに向かってウインクしたのだ。
オレは瞬間「やばい。」と思った。
それはものすごい違和感だったのである。
つい今まで「自民大敗か」とか「野中官房長官辞任か」とか「公明党は議席の半数近くを落としそうだ」とか落選した老ベテラン議員の悲嘆に暮れる姿とかを撮っていたというのに突然の優香のウインクである。
みんなして一生懸命「今まさに緊迫してんだかんね」「生放送でみんな殺気立ってんだかんね」という「だかんね感」を頑張って頑張って演出していたというのに突然の優香のウインクなのである。
日々アイドルとして「アイドル筋」を鍛えているのだからつい反射的に優香も反応してしまったのだろう。
そういうアホっぽいところも彼女のウリのひとつなんだろう。
しかしあの「ニッコリウインク」はまずい。
空気読めてなすぎ。
違和感ありすぎ。
優香のウインク一発で報道特別番組が一気に「トゥナイト2」になってしまったのである。
バカ日テレ。
アホプロデューサー。
選挙というものをとても真面目に考えている人は多いし、それでものすごくナーバスになる人もけっこういるから優香もこれで好感度を下げてしまったな、と思っていたらなんとCM開け、優香の姿はどこにもなかった。
がびーん。
事前の番宣でも「優香もやります。」とか思いきり流していたというのに、それ以降優香は一度も映らなかった。
消えた優香。
しかも誰もその話題に触れない。
・・・・・・・。
だいたいキャスティングの段階から無理あったって。
優香はそういうキャラなんだもの。
旬はとっくに過ぎてるけど「山田まりや」とかでお茶を濁しときゃ良かったのだ。
途中から優香が消えたことを不思議に思った人もいたかもしれないが、あれは絶対あのウインクのせいだったとオレは思う。
しかし、ウインクひとつで番組を途中退場になるなんて意外にやるな優香。
今後の優香に少し注目してみたい。
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