2000 8/11 街は薄いピンク色に光輝いていた。 夕暮れ。 セミの声を聞きながらオレはタバコに火を点けた。 まるで雲の中にでもいるような不思議な景色だった。 「子供の頃に見たアニメにこんなシーンがあったっけ。」 それが現実の世界だということがまるで信じられないような気分で、オレはしばらくの間その色付きの空気の中に立ちすくんでいた。 と。 ほんの5分ももたずにそのピンクは消えてしまい、オレはすぐに現実に引き戻されてしまった。
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