徒然またよし日記・2月前半
なんか良くは分からないんだけど、
この日記才人というやつのランキングに参加してみました。
ランキングが上がれば上がるほどさらにお客が増えるというかんじの雰囲気です。
オレを助けると思って登録してみて下さい。
こういう地道な努力によってオレのライブは赤字から脱出できるのです。
きっと。
2002 2/1
バイトを休む。
なんだかいろいろと考え込んでいる。
うまく借金ができたら、バーをやろうかと思っていて、いろいろと調整している。
そうしたら免許も取らなきゃいけない。
それが一つ。
6月には沖縄で舞台をやるかもしれない。
オファーがあるのだ。
そうすると稽古の関係でまるまる二ヶ月は沖縄に滞在しなければならない。
せっかくいいかんじになってきたバンドの歩みをゆるめたくないので、ライブの日程とリハーサルも調整しなけりゃなんない。
それが二つ。
ドラムのたっつんが仕事の関係で今年の秋までにはバンドをぬけることになっているので、次のドラムも決めなきゃなんない。
メンバー募集の広告を出して、オーディションを開催するとなるとこれまたいろいろと準備が必要だ。
これが三つ。
年内に少年院でライブをしたい。
「夢は夜ひらく」をオレはどうしても少年院で歌いたいのだ。
これは三上寛さんとも約束してしまった。
いろいろと調べなきゃならない。
これが四つ。
このほかにもライブイベントをいくつか企画したいとか、ラ・ママや屋根裏やシェルターやロフトやキューでもびしびしライブをやっていきたいとか、予定は目白押しなのだ。
とりあえず今ここに宣言します。
このすべてを年内に実現させます。
・・・・・・なるべく(ちょっと弱気)。
なんかの時には応援してくれ。
2002 2/4
なんにもしないでいような
こうして並んでいような
なんにもしないでいような
こうして並んでいような
なんにもしないでいような
こうして並んでいような
ずっとさみしかったんだ
オレはいつも犬のようににがっついてる
くだらないおしゃべりばかりしてる
こわがってごまかして
反省ばかりしてる
なんにもしないでいような
こうして並んでいような
なんにもしないでいような
こうして並んでいような
なんにもしないでいような
こうして並んでいような
ずっとさみしかったんだ
オレの生まれた沖縄では
愛してるというのを
「かなしい」って言うんだ
君がかなしいよ
本当のやさしさにはいつも
ほんの少しの痛みがある
2002 2/5
バカンスのスタンプを作る。
今度のライブから、スタンプカードを作って、一回来るごとにスタンプを一個押して、スタンプが5個たまると次のライブは招待で無料にする、というサービスを始めることにしたのだ。
新しく友人を連れてきた場合にもスタンプひとつ。
どこかのパン屋みたいだが、これで毎回来てくれる人にもちょっとした恩返しができる。
バンドはパン屋とは違うけれど、普通の商売人が普通に持っているお客へのサービス心は、もうちょっとおれ達ミュージシャンが見習ってもいいところだと思ったのだ。
オレはずいぶん長い間ミュージシャンは傲慢でなければならないと思い込んでいた。
誰に何と言われようが自分の音にこだわるのがミュージャンで、客のことなんか考えないでひたすら自分の生き方を全うするのがミュージャンだと思っていた。
「つまらなきゃ来なきゃいい。」という態度こそかっこいいと思っていた。
わざわざ自分の歌を人に聞かせるというのは本当に恥ずかしいことだ。
請われて歌うのでなければ、誰も頼んじゃいないのに勝手に歌うのだとすれば、みじめじゃないか。
けれどもパン屋なのだ。
知らない人にお金を渡して「これでパンを作ってくれませんか」という人はいない。
みな自分から「美味しいパンが焼けたよ」と言ってパン屋になるのだ。
誰にも何も頼まれなくても。
歌を歌うことはオレにとって生きることだ。
たとえ誰も聞く人がいなかったとしても、オレはやっぱり歌を歌うだろうし、またそうでなければならないと常に自分に言い聞かせている。
自分以外の誰かのために歌を作ったことがないのはオレの誇りだ。
しかしその誇りはいつも自分のオナニーを人に見せて金を取っているような、ある種のうしろめたさがつきまとう。
オレの歌はいつも客を無視して完結している。
「ライブ」というものの必要性を、「公開する」ということの必要性を、オレは長い間自分の中に持っていなかった。
いや、「皆に聞いてほしい」という自分の気持ちを、オレは「弱さ」なのだと考えて、どうしても認めようとしなかったのだ。
ずっと趣味で歌う奴ならいい。
オファーがくさるほどある奴ならいい。
仲間内での発表会がライブだと言うのならそれも悪くはない。
けれども「それ」で自分の生活する金を稼ぎたいと考えているのなら、「美味しいパンはいかがですか」といって宣伝するのは当たり前のことだ。
自分の音楽活動がほんの少しでも「ビジネス」っぽくなるのが嫌だったのだが、最近そんなことはもうどうでもよくなった。
作家や詩人や漫画家や俳優や冒険家やスポーツマンやカメラマンや映画監督や発明家やミュージシャンだけがライバルじゃない。
ユニクロや帝国ホテルや伊勢丹やコンビニだってオレの立派なライバルだ。
オレ達は全部自分でやらなきゃならない。
野球に例えるならクリエイターは監督もコーチもプレイヤーも球団フロントも試合のプロモートも全部自分一人だ。
企業に例えるなら楽曲メーカーの又吉究は、楽曲ショップ「ザ・バカンスライブショウ」のサービスについても考えるべきだ。
で、手始めにスタンプカードだ。
なかなかにかわいいスタンプが出来上がったよ。
2002 2/6
バイトの帰りにラーメン屋で味噌ラーメンとギョーザとチャーハンと生ビール。
しあわせだ。
満腹ハリケーン。
さらに帰宅途中のコンビニで発砲酒を1リットルほど。
生湯葉とからし明太子でぐびぐびやっていたのだが、そのうちこの間買ったキムチがまだ少し残っていたことに思い至って冷蔵庫をまさぐる。
あった。
あったよ、キムチ。
キムチには意外にあたりはずれがあるのだが、このメーカーのやつはなかなかに旨いのだ。
どれどれ。
と。
くさっていた。
うがいしながら吐いた。
2002 2/12
ただただ決意すればいいのである。
決意したならその決意のために生きればいいのである。
何も難しいことはないのだ。
何かを決意するとは、そのまま生活を変えるということだ。
習慣的にやるということだ。
自分の決意を守ることのできない奴には、何も成すことができないだろう。
人生のすべてをただただ決意のためにのみ生きるのだ。
「自分の人生」はそうすることによってしか形作ることができない。
人生は常に決意を問いかける。
その問いから目をそらしてはいけない。
「禁煙」でも「ダイエット」でも「いつも笑顔を」でも「歌いつづける」でも「セックスドラッグロックンロール」でも何でもかまわない。
何でもいい。
たったひとつでもかまわない。
自分と交わした約束を守ろう。
そうすれば、誇りを持って生きることができる。
どんなに暗い夜道でも迷わずに行くことができる。
好きだとか嫌いだとかを考えてたって答はでない。
決意するのかしないのか。
守るのかさぼるのかだ。
最初に「情熱」というキーワードを見つけて、「求道」を見つけて、「宿命」ときて、「決意」ときた。
ゆっくりとだが、オレの思索も少しずつ前に進んでる。
そのうち「神との契約」とでも言い出しそうな勢いだな。
2002 2/13
サイフをなくす。
バイトが終わった後、休憩室でタバコを一本吸ったのだが、かなりだらしない座り方で吸っていたから、その時に後ろポケットから落ちたのかもしれない。
いや、もしかすると今日に限ってバスで帰ってみようなどと思い立ってバスで帰った時、東急バスの後ろの席にかなりだらしない座り方で座っていたから、その時に後ろポケットから落ちたのかもしれない。
いやいや、東急バスから乗り換えて都営バスに乗った時かもしれない。
あん時は本を読みながらくつろごうとして、かなりだらしない座り方で座っていたから、その時に後ろポケットから落ちたのかもしれない。
いやいやいや、全体的にだらしなく座っていたから、座ったところは全体的にあやしい。
いやいやいやいや、全体的にだらしなく生きているから、足跡すべてが疑わしい。
「もしもし、都営バスの遺失物係の電話番号は何番ですか。そうですか。」
「もしもし、さっきサイフを落としたみたいなんですが。以下略。ああそうですか。ありませんか。」
「もしもし、派遣の又吉ですけど実験室にオレのサイフないですかね。以下略。ああそうですか。ありませんか。」
というかんじでいろいろとあたってみたのだが、見つからない。
オレかなしい。
2002 2/14
銀行に電話してキャッシュカードを止めなきゃいかんなと思いながら会社に行くと、あったよサイフ。
守衛室にあった。
オレうれしい。
やっぱ休憩室のあん時だな。
いやあ、ありがとう。
世界中のみんな。愛って素晴らしいね。
バイトから帰って、土曜日のスタジオの予約をして、明日3/10のライブのチケットを受け取りに行くことを先方に伝える。
あっ、そうそう。
今日思いついたよ。
バーをやるんなら名前は「ニュースター」にしようと思うんだ。
当たり前の名前だけど。
この名前には愛着がある。
2002 2/16
昨日は友利さんと飲んだ後、朝までネブラスカ。
今日は友利さんがスタジオに遊びに来た。
ギターの上手い人が入るとやはりいろいろと違う。
面白い。
友利さんはしばらくバンドをサポートしてくれるそうだ。
どうなるやら。
変えなくちゃならないこと。
変えてはいけないこと。
きちんと見極めてやっていこうと思う。
2002 2/17
参った。
参りまくった。
インターネットにつながらなくなった。
どうなっているんだろう。
困った。
IPアドレスというのをいじくったらとんでもないことになった。
ひとに言われたとおりにやったのだが。
日記の更新もできない。
メールのチェックもできない。
ネットも見れない。
困った。
2002 2/17
サーバが変わったというので設定をいじくったらネットにさえつなげなくなっていたのだが、なんとか復活。
良かった。
みなさんいろいろとご心配をおかけしました。
ふいー。
疲れた。
2002 2/19
景気がいいとか不景気だとか言う。
くだらないことだと思う。
1億円借金して10億円儲けたと言って喜ぶ奴がいる。
ただのギャンブルだと思う。
ギャンブルは嫌いではないが、自分のギャンブルの自慢話をする奴の神経は疑う。
基本的に資本主義経済とは借金の経済のことだ。
「景気を良くしましょう」というのは「みんな借金しましょうね」と言ってるのと変わらない。
具体的な改革案なんてオレにはないが、人間にはメシと酒と芸能があればそれで充分だと思う。
まるで子供みたいな、無知な言い方だが、そう思う。
バブルの頃と比べて不景気なのは当たり前だ。
あれが異常だったのだ。
今をもし不景気と言うのならあれが常態で今が異常だということになる。
皆が借金まみれで生きていた。
あれが普通のはずはないとオレは思う。
経済のことはよくわからんが、農業さえしっかりしていたら国は倒れない。
食い扶持さえあれば問題ない。
金が借りれないと言って嘆く奴に共感することはできない。
オレはまさに資本主義の世の中で生きているかもしれないが、そもそも資本主義なんてちっとも信用しちゃいないからだ。
資本主義が成り立つためには、歳をとってホームレスになって凍死する奴も、社会の中に抱え込まなけりゃならない。
オレにはいい知恵はないけれど、もっといいやり方がきっとあるのだと思う。
競争は必要だが、競争だけでは駄目だ。
「この現在の」経済システム以外にだっていくらでも道はあるはずだ。
「経済」とはそもそも皆で助け合うことが目的じゃなかったのか。
2002 2/21
10回に一回は小便と共に屁が出るしくみだ。
オレの体のことだ。
公衆便所とかだと隣りの奴がたいがいびびる。
オレの屁音は電力で言うと7キロワットはあるに違いない。
屁を恐れてはいけない。
屁はかっこいい。
屁は豪放磊落な男のチャームポイントだ。
オレはいずれ立ち小便しながらする屁の音だけで、女を口説いてやろうと思っている。
2002 2/22
何の目的もなく、ぼんやりと景色を眺めるというのは、よくよく考えると異様なことだ。そこに景色があることにさえ気付かない、というのが健全な姿じゃないだろうか。純真な人間なら景色を眺めること自体を目的に据えたりしない。
なるほど景色を見るというのは自分自身を見るということだろう。景色を眺めるのは自分の孤独をいつくしむことだ。それは人間を愛することの出来ない精神の不具なのかもしれない。思い上がったナルシズムなのかもしれない。罪人だけの持つあこがれという名の愛なのかもしれない。(又吉究 徒然またよし日記2001 2/21)
・・・・・今 僕には景色が 何もかもがキレイに 映るよ
とうとう見えるよ
汚れる程 汚れる程
愛しい眺めがおかげで ふえるよ
悪くはねーね (The ピーズ 鉄道6号)
私は退屈というものが、いわば一つのなつかしい景色に見える。箱根の山、蘆ノ湖、乙女峠、いったい景色は美しいものだろうか。もし景色が美しければ、私には、それは退屈が美しいのだ、と思われる。(中略)私は私の心の退屈を仮の景色にうつしだして見つめているように思いつく。 (坂口安吾 青鬼の褌を洗う女)
目に見るにつけ、耳にきくにつけ、身にふるるにつけて、其よろづの事を、心にあぢはへて、そのよろづの事の心を、わが心にわきまへしる、是事の心をしる也、物の心をしる也、物の哀をしる也、其中にも、猶くはしくわけていはば、わきまへしる所は、物の心、事の心をしるといふもの也、わきまへしりて、其しなにしたがひて、感ずる所が、物のあはれ也(本居宣長 紫文要領)
2002 2/24
昨日はメンバーと飲んだ。
オレ達はいいバンドだ。
7月でドラムのたっつんはバンドを辞める。
9月には司法修習が終わるので、その後すぐに沖縄に帰って弁護士になるのだ。
初ライブが7月だったからまる1年ということになる。
この8ヶ月ほどの刺激的な経験は、 オレの音楽人生の中で、とても大きな意味を持っている。
残り4ヶ月。
オレ達3人にしか鳴らせない音を鳴らせていこうと思っている。
3/10もいいライブにするよ。
みんな見においで。
ザ・バカンスは転がりつづけてる。
2002 2/26
金がない。
少し品性まで卑しくなりつつある。
反省。
あまり人に甘えてばかりもいられない。
2002 2/27
発作的にもみあげを剃り落とす。
わははは。
変な顔。
もみあげ面に慣れていたせいかどうもしっくりこない。
面白い。
今日は吉祥寺のスターパインズカフェに行ってデモテープを置いてきた。
と言ってもスタジオの練習が入っているだけのテープなのだが。
ちゃんと編集して渡せばよかった。
大丈夫かしら。
ほんで帰りに画家のくわナよしゆき君に会う。
「スター、もうちょっとちゃんと営業した方がいいよ。」と助言される。
もっとちゃんと宣伝して、イベントとかにもガンガン出なきゃ駄目だぜ、どんなに面白くても、聞いてもらえなかったら意味ないぜ、とよっちゃんは熱く語っていた。
まったくその通りだな。
オレにはまったく営業努力というものがなかったもんな。
よっちゃんは「スターが売れないのはおかしい」といつも言ってくれる。
オレが売れないのは営業しないからなんだそうだ。
耳が痛い。
誰か本気でマネジメントしてくれないもんかね。
などと他人まかせなことは言わないでとっとと自分でやるべきなのだ。
その1、もっといろんな人のライブに行って交遊を広げる。
その2、もっといろんなライブハウスに出演する。
その3、チラシをばらまく。
んーと。
あとは何したらいいかな。
誰かアイディアがあったらどんなに小さなことでもいいから、教えておくれ。
オレ、営業についてはあまり考えたことなかったから、そうしてもらうとすごく助かる。
ちっともビジョンがわかない。
2002 2/28
バイト先でトラブル。
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