徒然またよし日記・7月前半






なんか良くは分からないんだけど、
この日記猿人というやつのランキングに参加してみました。
ランキングが上がれば上がるほどさらにお客が増えるというかんじの雰囲気です。
オレを助けると思って登録してみて下さい。
こういう地道な努力によってオレのライブは赤字から脱出できるのです。
きっと。


2000 7/15

案ずるより横山やすし。

うんこしっこラーメン。

こんばんは。
みなさん今夜も元気に夜更かししていますか。
オレは眠いです。
コンピューターをするようになって確実に睡眠時間が減ってしまいました。
憎いあんちきしょう。

今日はかなり芸術的な深爪ができました。
オレは世界深爪の祭典男子60キロ級で銀メダルを取ったほどの腕前なのですが、そのオレをしてエクセレントアーンドビューリホーと言わしめるほどのすごい出来映えの深爪作品ができあがりました。
今オレの指先はどんなホラー映画よりも恐ろしく、そしてどんな夕焼けよりもせつない、今まで誰も見たことのないような見事な深爪をしています。
世の中には深爪にトラウマを持っている人が多いようですが、そういう人などは今オレの深爪を見たらほぼ確実に発狂することでしょう。
オレはこの深爪した時の指先のギリギリ感、ヒリヒリ感がとても好きです。
今にもぷちっといって出血しそうなとこが何とも言えません。
変態みたいですね。


2000 7/14

13日はライブだった。
いろいろと問題の多いライブだったが、おかげでいろいろと勉強になった。
次回からの教訓にして、もっともっといいライブにしたい。

で、かなりの寝不足である。
いきなりだが、もう寝たい。
さよなら。


2000 7/12

がっちゃんは出身は沖縄だったのだが、埼玉大学に行って中退して旅人になったのだった。
シベリア鉄道に乗って大陸を横断したり、インドで追い剥ぎにあったり、いろいろな目にあって7年前久しぶりに一時沖縄に里帰りしたのだった。
オレががっちゃんに会ったのはがっちゃんが小遣い稼ぎのために沖縄の「国際通り」というところでチベットで仕入れた安い宝石やアクセサリーを売っていた時のことだった。
オレはその頃まだ高校生だった。
オレは自分で言うのも何だがその頃から天才だったので、がっちゃんとはすぐに仲良しになった。
オレは夜中の国際通り、がっちゃんの隣でぎゃあぎゃあ狂ったみたいな歌を歌っていた。
がっちゃんはオレの歌を気に入ってくれて、面白がってビールをおごってくれたりした。
横ちゃんとはその時にがっちゃんの紹介で会ったのだ。
横ちゃんはがっちゃんと同じ大学の仲間だった。
「ブルーハーツってかっこいいよな。」みたいな話で盛り上がったように思う。
その後何年かの間横ちゃんにもがっちゃんにも会うことはなかったが、しばらく経ってオレが東京に住み着いた時に真っ先に連絡を取った中の一人が横ちゃんだった。
横ちゃんは本物の「ロック好き兄ちゃん」だった。
「そんな「本物」いやだ。」
と人は言うかも知れない。
しかし本物の「ロック好き兄ちゃん」はとても素敵だぞ。
何か安心するんだ。

今日は初めてオレと横ちゃんの二人でスタジオに入った。
オレ達はこんなに長い付き合いだというのに一緒に演奏したことは一度もなかった。
とても楽しかった。
明日のライブは一緒にやろうかと思っていたのだが、もうちょっと慎重に、大事にすることにした。
明日は一人でやる。
85%くらいの確率でポシャるが、15%くらいの確率で、もしかすると本当にオレと横ちゃんはバンドを組むことになるかもしれない。
もしそうなったとしたら、そんなに素敵な必然はないよなぁ、と思うのだった。

と言うわけで今日も酔っ払っている。

そうそう、ちなみにがっちゃんは今ロスアンゼルスで寿司屋をやっているそうだ。
・・・・・。
全くどこまでいってもイカサマ野郎だな。
かっこいい男である。


2000 7/11

ほっぺたはびしょびしょに濡れてしまっていた。
鼻腔の中にせつなさが充満して涙腺をくいくいと引っ張っていた。
そのうちしゃっくりまででてきた。
ああ。
オレはJR新宿駅の連絡通路を歩きながらしゃくりあげて泣いていたのである。
ひっく、ひっく。
こらえてもこらえても涙が止まらない。
通行人が怪訝そうにオレを見、そして避けた。
大の大人の男が泣きながら歩いているのだ。
さぞかし気味が悪かったことだろう。
ああ。
やっぱり家に帰ってからゆっくり読むことにしてりゃ良かったよ。
少年ジャンプ。
「ワンピース」最高。
先々週くらいからの流れが凄い。
あれを読んで泣かないやつは男じゃない。
ひっく、ひっく。
あいつは絶対仲間にしなきゃダメだぜ、ルフィ。
あいつに桜を見せてやるんだ。

オレは「あきらめない、あきらめない、あきらめない。」と三度唱えただけでもう泣きそうになる。
そういうのにはすごく弱いのだ。
たとえ「ヨゴレ」と言われてもいい。
あきらめない、あきらめない、あきらめない。

そうそう。
13日のライブは19時から19時40分までしかやりません。
終わり次第すぐに打ち上げです。
店替えて飲みます。
オレと一緒に飲みたい人は終わり次第入り口のとこにおいでね。
あと、ライブを見たい人は18時50分くらいまでには来るように。
それまでに来れば例の如くオレがビール飲みながら表で前売りチケット売ってます。
よろしく。


2000 7/10

今ニュースを見ている。
また雪印乳業の話をしてる。
どうでもいいけど明治乳業は笑いが止まらんだろうな。
ライバルが勝手につぶれて自滅していってくれるっていうのはある意味理想だ。
例えばオレの家の近所にはでかいスーパーが3店ほどあるんだけど、そのうちの2店がつぶれてくれれば自分の努力なんか関係なしに残った店の売り上げは少なくとも2倍以上にはなるだろう。
今オレに金があれば迷わず明治乳業の株を買うね。
明治乳業の売り上げは間違いなくこれからしばらくの間1.5倍以上に跳ね上がるだろう。
このまま雪印がつぶれたら明治の一人勝ちだと思う。
まあどうでもいい話だけど。

あっ。
あとファンクラブの名前を考えたよ。 ただの「スタ−またよしきわむファンクラブ」では味気ないからなんかいいのないかとずっと考えてたんだけど、ついにいいのを思いついた。
このオレのファンクラブというのはオレのファンのギャルが自主的に、「スターが好きで好きでたまらない」的情熱を持って作られたふうに見えるだろうが、その実、実際はオレが影のフィクサーとなって操っている「自作自演型」のファンクラブなのである。
だから企画とかもオレが考えてるし、会長や副会長が「沖縄ツアーやろうよ。」と言っても断固として無視しているのである。
だから名称もオレが勝手につけるのだ。
みんな何故か「ファンクラブ」と聞くと深刻に考えてしまって、
「ああ、きっと上下関係とか厳しいのだわ。何かの商売とかにも利用されてしまうのだわ。それにスターのことは好きだけどワタシはそんな熱狂的な信者ではないもの。なんか新興宗教っぽいし。」
とか言ってファンクラブの入会に二の足を踏んでいるようだが、そんなことはありませんよお嬢さん。 みんな面白い人達ばかりですよ。
あなたが考えているようなそんな仰々しいものではなくて、ただのサークル活動みたいなものなのです。
軽い気持ちで一度勉強会、じゃなかったライブに来てごらんなさい。
それでやっぱり感じが違うと思ったらそのまま「自分の判断で」帰ればいいのです。
断ればいいのです。
あなたは自分の目で物事が判断できないのですか。
ライブは今度の木曜日に19時からです。
本当に来てくださいね。
来たらきっとびっくりしますよ、みくな楽しい人ばっかりで。
あっ、そうそう来る時には念のため保険手帳と印鑑を持ってきて下さい。
クレジットカードなどでもいいですよ。
えっ?
いえいえ。
ちょっと入会のための簡単な手続きでそれが必要になる場合がありますので。
めったに必要にはならないんですけどね。念のため。
えっ?
「会」の名前ですか。
ああ。
「きぬごしの会」といいます。


というわけで「きぬごしの会」に決定。

ねぇ会長、副会長。
せっかくだから会員証も発行しようよ。
きぬごしの会の。


2000 7/9

台風は大して暴れもせずにすぐに遠いところに行ってしまった。
昼にはもう、ついさっきまで大雨が降っていたのがウソみたいに、ぎらぎらと陽射しの照りつける明るい空が無神経な青をまき散らしていた。
「いつの間にかもう夏だったんだな。」
オレは何故か突然感傷的な気分になってその日の昼休みをビルの屋上で一人で過ごした。
コンビニで買ったおにぎりを食ってしばらくの間何も考えずぼけっとしていた。

夕方、春咲小紅さんと会って宿題を渡した。
宿題というのはオレのファンクラブの会報用の記事の原稿のことだ。
中野のベトナム料理屋で落ち合ったのだが、いろんな人が来ていてとても楽しい時間を過ごした。
気持ちが盛り上がっちゃったんでそのまま高円寺のネブラスカというくされバーに行って4時頃まで飲んでいた。

最近また飲んでばかりいたらかなり本格的に金がなくなってしまっている。
今日は真っ直ぐにバイトに行って真っ直ぐに帰ってきた。
現在の所持金は28円しかない。
自由になるお金は全部飲んでしまったので、明日からは自由にならない「ないはずのお金」で生活しなければならない。
今日はとてもおとなしいオレ。
この日記も水道水を飲みながら書いている。
もうすぐライブだ。


2000 7/7 (七夕)

台風が近付いている。
オレには分かる。
テレビをつけたらやっぱりそうだった。
ほら見ろ。
オレには匂いで分かるんや。
台風の匂い。

よし来い台風。
ぜんぶ吹き飛ばしてしまえ。
ぜんぶぜんぶ何もかも。

あーあ。
明日バイト休みだったらいいのに。

わくわくするよな。
台風。



2000 7/6

昨日は朝方まで飲んでいた。
いい酒だった。
ふらふらになって帰って午後3時くらいまで寝ていた。

今日は近所のUFOクラブでマキニカリスのライブがあったので見に行っていた。
マキニカリスの他にもシスターポールだとかクルブシーズだとかが出ていた。
クルブシーズはグロテスクでなかなか良かった。
あのボーカルのあのグロテスクさはけっこうなパワーだと思う。
ギターの人が異常に動きまくっていて、それがとても面白かった。
シスターポールはあまり好みじゃない。
高校の頃沖縄で対バンでやっていた連中にああいうやつらはいくらでもいた。
あんなんがいいのならちょっと昔の「琉球大学ロック同好会」とかに行けばああいうのはいくらでもいた。
マキニカリスはとにかくマキさんが若返っていて、それがとても驚きだった。
マキニカリスのボーカルの石川マキさんは俳優の佐野史郎さんの奥さんで、最近インポテンツ治療のテレビCMに出ている。
マキさんは5年くらい前にドラマで共演して以来、ちょこちょこライブの招待のハガキをくれるとてもいい人だ。
今日はテレビとはまるで別人のようなセクシーなかっこいいマキさんを見せて頂いた。
マキさん、とても魅力的でしたよ。
惚れるとこでした。
マキさんは5年前よりも確実にきれいになっていた。


2000 7/4

歌手としてどこかで「吹っ切れ」なければならないと考えていた。
「キメ」のポーズなんて決してできなかったし、「愛しあってるかい」だなんてとてもじゃないが言えなかった。
観客を前にしてもいつもどこかに「迷い」があった。
「自然体」だとか「肩の力を抜く」だとかをとりあえずの言い訳にして、いつも自嘲気味に、「自分がやっていることがとても恥ずかしいことだなんていうのは言われなくてもちゃんと分かってるんだぜ」みたいな顔をして歌っていた。
いつも「ツッコミ」を恐れていたし、また恐れるあまり「ツッコミ」を待ち望んでもいた。
どうせなら全てはギャグなんだということにして逃げ出してしまいたかった。
自意識のいやらしさやさぶさというものをオレ自身知っていたから、「狙ってる」と思われることだけはどうしても避けたかった。
いつもニヒルっぽく笑っていたさ。
もう5年も前の話だ。

ついこの間ムツゴロウさんがライオンに指を食いちぎられたそうだ。
テレビの撮影中に。
ムツゴロウさん指が2本ほどなくなっちゃった。
わんさかやってくるマスコミにその時ムツゴロウさんが言ったというせりふを友人から聞いたのだが、オレははそれを聞いてしたたかに感動してしまった。
「こんなことでニュースになるなんて動物にたずさわる者として恥ずかしい。」
ムツゴロウさんはそういうような内容のことを言ったそうだ。
それは「失敗してしまって恥ずかしい」という意味では決してない。
ムツゴロウさんはそのせりふの中で、「指がなくなったり命を落としてしまったり、というのはもうとっくの昔に覚悟しているし、そしてそういうようなことは動物にたずさわっている以上いつでも有り得ることなんだ」というようなことを言いたかったんだと思う。
「こんな当たり前のことで騒がせてしまって申し訳ない。本当に大したことないんです。指が2本ほどちぎれたくらいのもんです。」
ムツゴロウさんはそう言っているのだ。

オレはムツゴロウさんを尊敬している。
すべてのヒントはムツゴロウさんに隠されている。
ムツゴロウさんは決して天然ではない。
長い時間をかけて少しずつ「迷い」を吹っ切っていった人だ。
醒(冷)めてしまった人間でももう一度あんなに素敵な形で「あの感じ」を取り戻すことができるのだ。
ムツゴロウさんは十牛図の見本みたいな人だ。

「キワムはスターになって本当に吹っ切れたな。立川談志くらいにはなった。」
と少し昔にあるオレの尊敬する芸術家に言われたことがある。
(談志なんか完全な努力の人だと思う。結局最後の一歩を踏み出せない人代表。)
はやく「ムツゴロウくらいまで来てるな。」と言わせたいもんだ。

ブルース・リーとジャッキー・チェンだったらジャッキー・チェンの方が偉い。
「あしたのジョー」と「がんばれ元気」だったら「がんばれ元気」の方が偉い。
松尾芭蕉と与謝蕪村だったら与謝蕪村の方が偉い。
長島茂夫とムツゴロウさんだったらムツゴロウさんの方が偉い。

ちゃんと書こうと思ったらかなり長くなりそうな話なんでいろんなとこをはしょっちゃったけど、オレの言いたいことは伝わっているだろうか。
この間の話の流れで言えば船木が今一番見習うべき人なのだと思う。
ムツゴロウさんは。


2000 7/3

6月30日は鎌倉に行っていた。
あじさいを見に、鎌倉の明月院まで。
明月院は別名「あじさい寺」と言われている。
関東ではあじさいと言えば明月院というくらい有名なんだそうだ。
オレは沖縄出身だから知らなかったけれど、ある友人が、
「いやー、あれは絶対いっぺん見といた方がいいねー。」
と言うのでわざわざ早起きまでして出かけたのだ。

結論から先に言ってしまうと明月院は大したことなかった。
たしかにものすごい数のあじさいが美しく並ぶ様は何とも言えない迫力だったけれども、そこには何の静けさも、何のかなしさも、何のなつかしさもなかった。
明月院はあまりにも観光地化されすぎていて、何だかただの「あじさいテーマパーク」に見えてしまった。
それなら近所のスーパーにひげそりの刃を買いに行く途中に見つけた、何てことはないただ一株の路肩のあじさいの方がよっぽど素敵だ。
しばらく黙って見つめるうち心の中に何とも言えない静寂が広がっていって、なんだか切ないような、なつかしいような、とても静かな心持ちになる。
人通りの少ない、住宅に挟まれた路地の路肩に咲いた一株のあじさい。
やっぱそういう「人知れず感」が欲しい。
みんなでわいわいがやがや見てたんでは情緒もへったくれもない。
「はーい、スネちゃまー。そこに立つざまーす。あーん、もっと右ざます。もっと右ざます。あーっ、ストップざます。そこざます。行くざますよー。はいチーズ。」
なんてやられている横で何をどういうふうに情緒すればいいのだ。
ばかもの。

しかし明月院にはがっかりしたが、鎌倉という町はいい町だ。
町に品位がある。
静寂がある。
どこかなつかしい気持ちのいい退屈がある。
途中で入ったあるお寺などは何とも言えず素敵だった。
お墓しかない小さなお寺だったが、オレの好きなある文学者の墓があった。
本当に偶然見つけてしまったのだが、これも何かの縁だと思い、他に観光客もほとんどいなかったので、しばらくの間その墓石相手にビールを飲んだりタバコを吸ったりして黙って座っていた。

世の中には「本当」に、本当に、ほんとーーっに「静寂」というものを知らない人がいる。
いつも騒がしくして、忙しくして、「退屈」を恐れている人がいる。
しかしオレは絶対に人間には静けさが必要なのだと思う。
でないと心もバランスを崩してしまうものなんじゃないだろうか。
「静寂」はどこか「死」に似ている。
けれども恐れずに受け入れてみるといい。
わざわざ好き好んで一人で人気のない眺めのいい場所に行って2〜3時間ほど黙って座っているといい。
そうして口だけじゃなくそのまま心も黙っているといい。
それは美しくて切なくて、どこかなつかしい、素敵な「死」であるはずだ。
「退屈」も「孤独」も世間が言うほど悪いもんじゃない。
むしろとてもいいものだとオレは思う。

リラクゼーションなんてどこの馬ともしれないださい言葉はあまり使いたくないが、心の休養というのはとても大切なものだと思いませんかみなさん。
時には感動なんかよりもずっと。


2000 7/2

だみだこりゃ。
怒るんならまさしを怒ってね。
今も隣にまさしがいる。
ムツゴロウも紫陽花も鎌倉も明日ね。
明日。


2000 7/1

ムツゴロウ、鎌倉、あじさい。
いろんなことがあった。
だが例のごとく酔っ払っている。
昨日もそして今日も。
えーとたしか一昨日もそうだったかな。
楽しみにしてる人には申し訳ないが、詳しい話は明日以降ね。
ごめん。
もう寝る。






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